ナノプラについて

ナノテクノロジープラットフォームとは

事業の概要

 文部科学省の大型委託事業「ナノテクノロジープラットフォーム」は先端的な研究設備・装置とその活用のノウハウを有する大学や公的研究機関が参画し、それら設備・装置の利用機会を産学官の研究者に提供し研究支援を行うことで、ナノテクノロジー関連をはじめとした様々な分野の研究開発を推進しようとするものです。

 2012年度7月から開始されたこの事業では、現在全国26の大学・研究機関が3つの技術領域(微細構造解析、微細加工、分子・物質合成)に分かれてプラットフォームと呼ばれる連携体制を組織し、先端研究設備の共用システムを構築することで、貴重な研究資源の有効活用を図るとともに、我が国の研究基盤を強化することも目的としています。

放射光とナノテクノロジー

 放射光は赤外からガンマ線までの広い波長領域にわたって、高輝度、高指向性、高偏光性など数々の特性に優れた光源で、結晶構造や電子構造の詳細、特定原子の結合状態やその周辺の局所構造など、他の手法では困難なナノ構造・状態の計測・分析を材料非破壊で可能にします。特に兵庫県播磨科学公園都市にある大型放射光施設SPring-8は軟X線~硬X線域の第三世代放射光源であり、その特性を活かした材料機能発現中のその場測定、リアルタイム測定が多くの手法において実現されており、ナノテクノロジー・材料開発研究における材料機能発現のメカニズムを探る手段を提供してくれます。

JAEA & QST微細構造解析プラットフォームのミッション

 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構またはJAEA)はSPring-8に4本の専用ビームラインを建設し、物質・材料、エネルギー・環境科学の分野で独創的で高度な放射光利用技術の開発とその応用展開を進める一方、これまでにも原子力機構独自の施設供用制度に基づき、これら専用ビームラインを用いて機構外の研究開発者の方々のお手伝いをして参りました。今回、新たに発足した国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(以下、量研またはQST)に2本のビームラインと複数の装置を移管しました。両法人とも文部科学省ナノテクノロジープラットフォームの微細構造解析プラットフォームに参画し、両法人が協力して支援体制をより一層強化し、材料イノベーションへの貢献を目指して取り組んで参ります。

 新材料や新技術・新製品の研究開発、分析・計測でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。